トヨタ自動車、通期業績予想を上方修正
| 2012年2月8日 06:00 |
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決算を説明する伊地知隆彦取締役・専務役員
トヨタ自動車は7日、2012年3月期の通期業績予想(連結)の上方修正を発表した。昨年12月9日の前回公表値に対し、売上高を1千億円増の18兆3千億円、営業利益を同700億円増の2700億円に引き上げた。タイの洪水影響の挽回や、収益改善策などが想定以上に早く進んでいることを反映した。
11年4~12月期の連結決算(米国会計基準)は売上高が前年同期比10・2%減の12兆8811億円、営業利益は同72・3%減の1171億円となり、2期ぶりの減収減益。第3四半期のみの営業利益は同51・1%増の1496億円となり、2期連続の黒字だった。
経営陣との一問一答(抜粋)は以下の通り。
―今年は858万台の販売計画を掲げるが、地域別でどう見ているか
伊地知隆彦取締役・専務役員「欧州の信用不安がどれだけ影響するか読めない。景気自体は先進国の影響を受けて、ぱっとしない状況が続くのかなと思う。ただ、自動車市場そのものはグローバルで昨年を上回るレベルにいくだろう。地域別では、日本はエコカー補助金などもあり市場の活性化につながるとみている。北米は昨秋から年率1300万台に上る勢いが出てきている。今年は全体で1360万台程度にまで膨らむと期待している。中国は昨年、1850万台くらいと伸び悩んだ。今年は少し、昨年を上回るレベルではないかと分析している。。新興国はおしなべて堅調と見ている」
―グローバルビジョンで営業利益1兆円、単独での黒字化を目指すが進捗状況は
伊地知取締役「今回の決算で、通期の販売見通しを741万台に上方修正した。為替が78円で、2700億円の営業利益を出す見込みだ。これは震災とタイの洪水影響で下押しされた数字だ。タイは台数で24万台、営業利益で1100億円の下押し要因となった。震災では15万台、1600億円だ。合わせて、台数で40万台、営業利益で2700億円の影響がある。“たられば”で恐縮だが、震災がなければ今の実力は世界販売が780万台で、営業利益で5400億円だと認識している。現時点で、収益構造の改革はオン・ザ・ラインで進行していると評価している」
―輸入部品の採用拡大に向けた取り組みは
伊地知取締役「輸入部品は現在、数%ほど導入している。第1四半期で申し上げたが、採用拡大に向け社内で検討委員会を立ち上げている。韓国で商談会もやった。技術や品質的な問題もあり、すぐの拡大は難しいが、確実に動いていると理解してほしい」
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