日刊自動車新聞社自動車業界とともに、89年。

お知らせ

一覧を見る

「日刊自動車新聞 用品大賞 2018」選定結果発表

2018年7月13日

 用品大賞2018 ロゴ小
 
 株式会社日刊自動車新聞社(社長:髙橋賢治/本社:東京都港区)は4日、「日刊自動車新聞 用品大賞2018」のグランプリをはじめ、各賞を発表した。
 「日刊自動車新聞 用品大賞」は1987年のスタート以来、自動車ユーザーに多彩で充実したカーライフを提案すると共に、自動車用品の販売促進と業界発展に寄与することを目的として選定し、今年で31回目を迎えた。
 選定対象は、2017年4月から18年6月の期間に注目を集めた各ジャンルのカー用品。選定にあたっては社内に「日刊自動車新聞用品大賞2018選定委員会」を設置。販売数量だけにとらわれず、商品開発のアイデアや話題性、業界貢献度などを総合的に評価し、カー用品販売店へ実施したアンケート調査の結果を参考に各賞を選定した。
 今回の表彰はグランプリ、準グランプリのほか、11部門12製品を部門賞に、ロングセラー賞と本紙創刊90周年特別賞にそれぞれ2製品選定した。
 
【グランプリ】
東洋ゴム工業株式会社 「PROXES Sport SUV
 
用品大賞2018 東洋ゴム

 タイヤラベリング制度における「ウェットグリップ性能」で最高等級の「a」を全16サイズで実現したプレミアムSUV用スポーツタイヤ。ウェット性能だけでなく、「転がり抵抗係数」でも14サイズで「A」を実現し、エコタイヤとしても高い性能を備える。
 同社のグローバル・フラッグシップブランド「PROXES(プロクセス)」シリーズの同製品は、独自の材料設計基盤技術「ナノバランステクノロジー」で新開発したゴムコンパウンドをはじめとする様々な独自技術を採用し、従来品に比べ制動距離を7%短縮。プレミアムSUVで求められる操縦安定性能を実現するため、独自のコンピューターシミュレーション技術を駆使し、タイヤの挙動や構造を最適化した。
 同社は世界的なSUVの普及拡大やタイヤに求められるニーズの多様化を背景に、ミニバン専用タイヤのパイオニアとしての経験を生かし、SUV用タイヤのラインアップを拡充している。乗用車用が主体の高級タイヤカテゴリーでSUVシリーズを展開し、オンロード志向のSUVユーザーに「上級な乗り心地」という価値観を追求した点を評価した。
 
【準グランプリ】
セルスター工業株式会社 「CSD-790FHG」

用品大賞2018 セルスター工業

 セルスター工業の前方・後方を同時に撮影可能なドライブレコーダー「CSD-790FHG」。同社は開発、設計、基板実装、組み立てまで全ての工程を三重県に置く国内自社工場一貫生産で、安心・安全な“ジャパンクオリティー”を徹底して守っている。
 同製品は2台のカメラで、危険な“あおり運転”対策に有用。2カメラタイプで日本生産は唯一である。衛星受信数が6種76基で測位精度も従来機種より向上させた。また、「高速道逆走注意エリア」や「ゾーン30」「事故多発エリア」「小学校」などドライブ中の注意が必要な場所を警告音と画面表示で事前にドライバーに注意喚起を行う「GPSおしらせ機能」を搭載し、ドライブレコーダー以上の役割も果たす。
 アフターサービス体制も充実し、国内自社工場で修理にも対応。海外生産が多いドライブレコーダー市場において、同社の安心・安全を追求するモノづくりへのこだわりを評価した。
 
【タイヤ部門】
横浜ゴム株式会社 「ADVAN HF Type D

用品大賞2018 横浜ゴム

 1981年に発売した同社の歴史的ヒット商品の復刻版モデル。多くの旧車・クラシックカーユーザーからの要望で、同社創立100周年企画として36年ぶりに復活した。
 サーキットレースで使用されるレーシングスリックタイヤに、ディンプルを施したトレッドデザインを片側に採用した斬新な商品性と優れた走行性能で、国内外で“YOKOHAMA”の名を高めた商品のひとつ。
 復刻モデルとして外観などオリジナルのデザインを正確に再現しつつも、認証に必要な燃費、ウェット、通過騒音などを最新技術で適合。近年の旧車ブームで適合パーツの販売などカー用品業界が盛り上がりを見せるなか、特にタイヤという個人では造ることが難しい補修部品を復活させたことを評価した。
 
【ホイール部門】
エンケイ株式会社 「allシリーズ」

用品大賞2018 エンケイ

 デザイン性と機能性というホイールの本質を追求したシリーズ。時流に迎合することなく、あくまでもベーシックな部分にこだわり、足回りのセッティングを変えることなく違いを感じてもらうために純正サイズの装着を推奨している。
 現在は13種類をラインアップし、いずれも環境を重視した軽量な仕様でデザイン性も高い。同社独自のリム成形「MAT PROCESS」の採用により、鋳造ホイールながら鍛造ホイールに匹敵するリム強度を実現。タイヤとホイールのズレを抑えるローレット加工も採用しており、基本性能を大幅に向上させている。
 シリーズの中には60年代や70年代に発売していたモデルを最新の製法で復刻したモデルも多く、旧車ブームを後押したとともに、ホイールの本質を追求した点を評価した。
 
【カーナビ部門】
パイオニア株式会社 「カロッツェリア『サイバーナビ』2018年モデル」

用品大賞2018 パイオニア

 パイオニアのカロッツェリア「サイバーナビ」の2018年モデルではスマートフォン(スマホ)と連携した快適なコネクテッドカーライフを実現する。スマホ向けアプリケーションやウェブサイトとサーバー経由でつながる「MapFanコネクト」で、日常生活の中で気になる場所を登録したり、次回行きたい場所を予約送信したり、事前にドライブプランを作成してカーナビに送信できる。また、車外から車両の位置情報をリアルタイムに確認できる機能を加え、利便性を各段に高めた。
 高機能、大画面化が注目される市販カーナビ市場において、こうしたスマホを使い、日常とカーライフをつなげる提案は、充実したカーライフの実現に貢献する。
 
【カーナビ部門】
アルパイン株式会社/アルパインマーケティング株式会社 「2018 NEW ビッグX」


用品大賞2018 アルパイン
 
 車種専用の大画面カーナビとして定着した「ビッグXシリーズ」。2018年モデルではカーナビを声で操作可能とした「ボイスタッチ」機能を拡充させ、走行中でもハンドルから手を放すことなく安全、快適なドライブをサポートする。ボイスタッチ機能は17年モデルから搭載。18年モデルでは認識語彙を広げ、認識率も高めた。周辺検索から目的地、ルート設定などが可能。さらに別売りのマルチビュー・バックカメラやマルチビュー・フロントカメラのカメラアングルも声で切り替え可能。
 また、メイン顧客層である“子育て家族”のドライブを応援するスマートフォン向けアプリ「おでかけコンシェル」も大幅に進化。人気のレジャーサイト「アソビュー」との連携で居住エリアのおすすめスポット検索からアクティビティの予約まで可能。カーナビを中心とした高い提案力を実現した。
 
【ドライブレコーダー部門】
株式会社JVCケンウッド 「DRV-830

用品大賞2018 JVCケンウッド
 
 ドライブレコーダーの販売において2年連続販売数量第1位(2016年~17年度、GfKジャパン調べ)を獲得し、トップシェアを誇るJVCケンウッド。これまで量販モデルが主力だったが、昨年11月に高機能モデル「DRV-830」を投入。
 ダブルスロットを搭載し、スロット1からスロット2へのリレー録画による長時間録画を可能とし、128ギガバイトのmicroSDXCカードを使用して低フレーム記録モードにすれば最長300時間録画できる。さらにWQHD(Wide Quad HD)を搭載したことで、高画質で鮮明な映像を実現。トップシェアメーカーから「長時間録画」と「高画質」を両立したモデルが登場したことでハイエンドクラスの販売動向が注目される。
 
【機能用品部門】
株式会社カーメイト 「IQOS専用スタンド」

用品大賞2018 カーメイト

 電子タバコユーザーの急拡大で生まれたIQOS専用スタンド型ホルダー。ドリンクホルダーにセットできるサイズで電子タバコユーザーのドライバーに重宝されている。充電専用回路を内蔵しているため、電源(microUSB)を接続すると、ホールドしながら充電が可能。作りこまれた使い勝手の良さが人気を呼んでいる。求める機能を一つに集約したシンプルなデザインが幅広いユーザーの支持を得ている。
 電源を接続すると内部のホワイトLEDが点灯するため、夜間も使いやすいのが嬉しい。約40本分の吸い殻が入り、長距離ドライブのお供にも最適だ。
 車内だけではなく、パソコン周りで使用するユーザーもいるため、カー用品の枠を超えた使い方にも注目が集まっている。

【ランプ・バルブ部門】
IPF株式会社 「LEDデュアルカラーフォグランプバルブ」

用品大賞2018 IPF

 6500Kのホワイト光と2800Kのイエロー光の2色に切り替え可能なフォグランプバルブ。天候に応じて発光色をスイッチ一つで切り替えることができる。夜間のドライ路面では明るいファッショナブルなホワイト光、雨天など悪天候時には視認性の高いイエロー光を1本のバルブで実現する。
 同製品は、フォグランプ専用のLEDチップと切り替え制御を開発し、高度な光学解析により適切な配光を実現。通常のLEDフォグランプ同様、カプラーオンで取り付けることできる。別途配線の引き回しやスイッチの追加は不要で、純正のフォグランプスイッチで発光色の切り替えを可能にした。
 2色の切り替えを可能にした点に加え、夜間や悪天候時などの安全運転に寄与する商品として選出した。
 
【アイデア部門】
株式会社ボンフォーム 「パッド交換式 3Dハイブリッド着せ替えマット」

用品大賞2018 ボンフォーム1用品大賞2018 ボンフォーム2
 
 専用のベースマットに着せ替えパッドを装着する商品。取り付けは左右のボタンを止めるだけ。ベースの「3Dハイブリッドマット」(サイズは前席用と後席用の2サイズ)はカーペットタイプ、防水タイプ、レザータイプの3タイプで、用途や好みで選択できる。パッドとなる「3Dハイブリッド交換用パッド」(同)はベーシックなデザインの「ベーシックカーペットタイプ」、高級感漂う「レザーキルトタイプ」、弾力性抜群で足が疲れにくい「立体コイルタイプ」、上質感溢れるカーペット生地を使用したミックスカラーの「高級カーペットタイプ」、ディズニーやスヌーピーなどの「女性にも人気なキャラクターデザイン」など8タイプ計22種類。マットとパッドとの組み合わせでコーディネートできるパターンは66種類。好みや気分、季節によって足元のイメージチェンジを楽しむことができる。
 
【整備サポート部門】
カイセ株式会社 「ポータブルジャンプスターター『KG-106/106C』」

用品大賞2018 カイセ

 バッテリーあがりの車両のエンジンを始動させるジャンプスタート機能に加え、バッテリー交換時における車両メモリーのバックアップ機能を有し、バッテリーの交換作業をアシスト。バッテリー交換の促進に寄与する製品。ガソリン車は4000cc、ディーゼル車が3000ccまでに対応する始動性はもちろん、シガー出力でDC12ボトル機器の電源として使用可能な機能などを搭載し、汎用性が高い。
 安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を使用。使用方法を誤った場合でも本体の出力を制御するなど使用者の安全面にも配慮した設計。USB出力で携帯端末などの充電が可能など災害時の非常電源としても使用できる。本体はブラックと迷彩色の2色展開。従来のジャンプスターターにはないスリムでスタイリッシュなデザインも評価した。
 
【大型車部門】
ブリッド株式会社 「トラック専用シート ZAOU(ザオウ)」

用品大賞2018 ブリッド
 
 モータースポーツ向けシートをはじめ様々な使用用途でのシートを開発・製造してきた同社が、これまで培ってきたシート造りの技術で開発したアフターマーケット業界初のトラック専用シート。装着した際に最適なドライビングポジションとなり、キャビンへの乗降を妨げることのないフラット形状の座面と、身体をホールドする一体感ある背もたれ形状を実現した。乗降の際の擦れやすいサイド部分にはカーボン調のPVCを使用し耐久性を高めている。また、左右それぞれに別売のアームレストを装着することができるので、快適なロングドライブをサポートできる。
 ドライバー不足が深刻なトラック運送業界では、長時間運転時の疲労が大きいことも原因の一つに挙げられる。同製品は長時間運転時の疲労軽減を支援し、就労の環境改善にも寄与することから選出した。
 
【物流支援部門】
株式会社パーマンコーポレーション 「冷蔵・冷凍庫 DC12/24V」

用品大賞2018 パーマン

 トラック向けの用品・整備機器の開発・販売を手掛けるパーマンコーポレーションの大容量コンプレッサー式冷蔵・冷凍庫。18リットルの大容量で、使用用途に応じて庫内温度を18℃~マイナス18℃に設定できる。外気温が約40℃(庫内温度約30℃)でも、およそ40分で庫内温度がマイナス18℃に達するパワフルな冷凍能力を持ち、製氷も可能だ。DC12・24リットルに対応するため、ミニバンなどの乗用車でも使用できる。
 庫内は2室に分かれており、庫室(大)で冷凍しながら、庫室(小)で冷蔵が可能。LED庫内灯付きで夜間でも使いやすく、付属のショルダーベルトにより持ち運びもできる。
 小型ながら非常にパワフルな製品で、長距離運転時などドライバーを支援する点を評価した。

【二輪車部門】
株式会社サイン・ハウス 「B+COMブルートゥースコミュニケーションシステム SB6X

用品大賞2018 サイン・ハウス

 ヘルメットを被ったまま、わずか30秒でペアリングをすることができるブルートゥースインカム。ペアリングしたライダーとのインカム通話だけでなく、接続したスマートフォンやナビゲーション、オーディオトランスミッターなどの音楽やナビ音声を聴きながら通話することができる。
 同社新技術「B+LIMK(ビーリンク)」により、同時にペアリングアクションをするだけでグループペアリングが完了。さらにグループの一人が一つの操作をするだけですぐにグループトークを開始できる。遠くに仲間が離れても、近くの仲間同士で接続を維持して会話を続けることができ、離れて接続が切れても、近くに戻れば自動でグループ通話に復帰できる。
 直感的で使いやすく、ライダーに新たな楽しみをもたらした商品として選出した。
 
【ロングセラー賞】
BPカストロール株式会社 「カストロールオイル」

用品大賞2018 BPカストロール

 自動車用の潤滑油ブランド「BP」と「カストロール」を展開する同社のロングセラーの一つが「カストロールエンジンオイル」。全合成油、部分合成油、省燃費オイル、スタンダードオイル、ディーゼルオイルなどのエンジンオイルをラインアップしている。ハイブリッド車やディーゼル車などの割合が増え、エンドユーザーにおいては車の使い方や乗り方が多様化している。同社では、グローバルと国内で培った提案ノウハウや基礎知識を詰め込んだトレーニングメニューを構築。ユーザーがオイル交換の重要性を知るきっかけになるようなメニューとしており、ディーラーや整備工場がユーザーに提案しやすくしているのも特徴だ。生涯顧客づくりなどが課題となるアフターマーケットの中で、店舗支援を継続している取り組みを評価した。
 
【ロングセラー賞】
エーモン工業株式会社 「三角停止板と非常信号灯」

用品大賞2018 エーモン工業 三角停止板用品大賞2018 エーモン工業 非常信号灯
 
 クルマの故障などで駐停車した際に活躍する三角停止板と非常信号灯。ともに定番アイテムとして改良を重ねてきたロングセラー商品。
 三角停止板は、軽量化を図りながら秒速18メートルの風圧にも耐えられる構造を実現。発炎筒の代わりとなる非常信号灯は、高輝度のLEDで夜間でも200メートル先から危険を知らせることができる。また、使用期限が4年と定められている発炎筒とは違い、電池交換のみで継続して使用可能で車検にも対応する。
 高速道路上でやむなく駐停車する場合、三角表示板の設置が道路交通法で義務付けられている。三角停止板や非常信号灯は万が一、事故が起きた際に自身を守るとともに、二次災害を防ぐ役目も持つため、これらの改良を重ねながら継続的に販売している点を評価する。
 
【創刊90周年特別賞】
トヨタ部品大阪共販株式会社 「TZ」

用品大賞2018 トヨタ部品大阪共販
 
 安心・安全・エコをキーワードに企画・開発したプライベートブランド(PB)商品。トヨタ車販売店をはじめ部品商、整備工場などへ部品や用品を供給するトヨタ部品共販がPB展開したのは初めて。
 TZは、大阪、和歌山地区を対象とし、2015年7月に第1弾のドライブレコーダーを発売し、現在は全8品目をラインアップする。同社が蓄積してきたユーザーニーズを反映し、新車ディーラーが提案しやすい商品を取り揃えた。16年に発売したチャイルドシートでは、独自保証を付与するなど高品質・低価格を実現している。
 これまで新車ディーラーでは扱えていなかった市場で注目の商品を素早く商品化し、サービス入庫を促す独自の保証制度を付与するなど、新車ディーラーを支援するとともに、用品販売を促進した点を高く評価した。
 
【創刊90周年特別賞】
マルカサービス株式会社「MID」
 
用品大賞2018 マルカサービス

 同社が立ち上げた、ホイールのものづくりプロセスを一から見直すプロジェクトが「MID(Maruka Intelligent Design)」。日本最高峰のエンジニアを招聘し、デザインから設計、開発、品質管理にいたるまでホイール製造に関する一切の見直しを図り、世界基準の品質と安全性、美しさを含めた機能性の融合を目指した。海外生産ながら品質管理は日本の安全基準に従い、製品試験はすべて国内で実施することを徹底。より厳格に安心・安全を追求し、製品化している。
 ホイールは重要保安部品に指定されている重要なパーツの一つ。昨今、データ改ざんなどで日本のものづくりへの信頼が揺らいでいるなか、安全に直結するホイールの品質向上に取り組んだことを評価した。

▲ページトップへ