
おもてなしの心~新型クラウンマジェスタ~
今年春に発表されたトヨタブランドのフラッグシップセダン「クラウン マジェスタ」は、今回で5代目のモデル。日本国内での車庫事情などを配慮して全長を5メートル未満に抑え、質感の高い室内空間、基本性能の充実、乗る人すべてに快適性を提供することをコンセプトに開発。トヨタにはレクサスブランドもあるが、レクサスは世界の国々も視野に入れたグローバルカー。マジェスタは国内向けという意味では、その名にふさわしい日本人のもてなしの心が感じられる最高級セダンに仕上げられていた。
前日までの荒天が一転して爽やかな秋晴れの下、山梨県の河口湖周辺を試乗コースとした。
まずはじめにスタイリング。ホイールベースを75ミリ延長したボディーは、たたずまいの中にしっかりとした存在感がある。最近の高級車は、国内外を問わず、フロントの押し出しの強さが目立つクルマが多いが、新型マジェスタは、控えめながらも確かな主張が存在するデザインが特徴。先代モデルのほうが、いわゆる"ギラギラ感"は強かったと思う。
この印象は内装においても変わらない。日本人の考える安らぎや快適さの心を備えて、乗る人を迎えてくれる。延長したホイールベース分はそのまま後席居住空間の改善にあてられ、後席に乗る人が楽に足を組めるほどの大きなゆとりをもたらしている。ステアリングやシフトノブ、センターコンソールなどに使用されているウッド類は、天然木の肌触りを生かした伝統の日本家具のような触り心地。本革シートの絶妙な風合いを持った座り心地のよいシートとともに、トヨタの最高級車にふさわしい演出が乗る人の満足感を高めている。
走り始めるとすぐに感じるのが静粛性の高さだ。回転数を上げた時のエンジン音すら遠くに感じられるほどで、その音質も心地よいものだ。ロードノイズもしっかり抑えられていてガサツな騒音とは無縁だ。足回りのエアサスペンションは、荒れた路面からの入力もやんわりと受け止める。ボディーは滑るように路面をとらえ、不自然なフワフワ感もない。かといって路面からステアリングへのインフォメーションが希薄だということもない。ごく自然なサスセッティングは、余力を十分に持たせたエンジンパワーとともに、ドライバーにゆとりをもったドライビングと運転時の疲労を感じさせない快適さをもたらしてくれる。
このクラスの高級車は、国内外に多くのライバルが控える激戦地。さらにトヨタの中でも上にはレクサスが、下には不動の定番「クラウン」が顔をそろえる。そんな中、マジェスタの色を出していくことはなかなか難しいことであった思うが、マジェスタの味わいはトヨタの最上級セダンにふさわしい、乗る人への「おもてなしの心」が堪能できる車に仕上がっている。
(YN)
i-MiEVに乗ってきた!
いま話題のエコカーといえば、なんといっても電気自動車(EV)。
日刊自動車新聞社に隣接する港三菱自動車(東京都港区海岸)で三菱自動車の「i-MiEV」に試乗させていただきました。
ショールームにうかがったとき、i-MiEVはちょうど充電中でした。家庭でも充電できるよう専用の充電ケーブルが付属されています。ただ、家庭で利用するプラグとは少し違い、形状が3つ穴になっています(アース付)。
さっそく乗り込んでモーターを始動。...当たり前だけど、エンジン音がしない...とても静か。初めてEVに乗りましたが、こんなに静かだとは思いませんでした。走り出しも極めてスムーズ。一般的なAT車だと変速時にショックを感じますが、i-MiEVにはそのショックがまったくありません。快適な加速がどこまでも続く感じです。
室内は前席、後席とも天井が高く、圧迫される感じはありません。横幅はさすがに軽自動車サイズを感じさせますが、全体的には十分な広さが確保されています。後部座席下に収められたコンパクト設計の永久磁石式同期型モーターは、加速時に軽い振動は感じるものの、それは感覚を研ぎ澄まして乗っているからであって、普通に乗っている分にはまったく気にならないレベルです。
試乗では最初、Dポジションを選んで走ってみましたが、その加速力は想像以上。途中、お台場のレインボーブリッジを通りましたが、橋を上る長い坂道でも力強い走りをみせてくれました。電力消費をセーブするEcoポジションでも走りましたが、やはり電力を抑えているとあって、パワーはDポジションより劣る感じです。軽くエンジンブレーキがかかっているような感覚、
といえばいいのでしょうか。しかし、街乗りするには必要にして十分なパワーです。
レインボーブリッジの下り坂でBポジションを使ってみました。回生ブレーキが効いてかなりの減速感があります。充電スタンドのインフラ整備がまだ整っていないので、遠出はまだ無理かもしれませんが、長い下り坂が続く高速道路などではかなり充電できると思いました。ちなみに、どのポジションでも回生ブレーキは働いています。
未来の車を体感できた楽しい試乗でした。
てみてはいかがですか。日産 スカイラインクロスオーバー試乗記
9月17日、横浜みなとみらい地区で日産自動車の新型SUV「スカイラインクロスオーバー」の試乗会が開かれました。スカイラインクロスオーバーは2007年に北米で「インフィニティEX35」、08年には欧州で「EX37」として発売された高級SUV。日本への導入にあたっては、SUVとクーペを融合した新ジャンルモデルの意味を込めてスカイラインクロスオーバーというネーミングを採用したそうです。
日産の担当さんからそんなレクチャーをいただきながら、いざ実車とご対面。あまりSUVタイプのクルマに乗る機会がない新米記者にとって、高級SUVのイメージは車高が高くて、車幅も広い「大きなクルマ」でした。でもスカイラインクロスオーバーは何か違う。実車を見て「ん?なにかコンパクトな気がする」というのが第一印象でした。さらに運転席に乗り込んだ時の印象は、「乗りやすい」のひとこと。クーペみたいに、低い座席に首をかがめて乗り込むわけでもない。よくフェアレディZに乗り込む時は頭をコツンとぶつけたっけ...。かといってSUVのように少し飛び跳ねる感じで乗り込む訳でもなく、違和感のないちょうどいい高さ。インテリアの印象はさすが高級感がいっぱいで、とても落ち着く感じ。ちょっと高級なソファーでくつろいでいる感じにも思えました。運手席の左中央にあるアナログ時計もとてもシックな雰囲気でグッド。デジタル時代だから
こそ生きるこのクラシカル感に日産のセンスのよさを感じました。
試乗は、横浜みなとみらい地区のマリノスタウンから赤レンガ倉庫や山下公園、中華街を周ってマリノスタウンに戻るコース。天気もよくなかなかの試乗会日和です。
スタッフに見守られながらそろりと発進。ちょいとアクセルを踏み込んでみると、排気量3.7リットルエンジンはなかなかの加速。そのわりに車内は静か。日産車は足回りが固いというイメージありましたが、乗り心地はいたってしなやか。SUVの腰高感があるわけでも、クーペのごつごつ感があるわけでもない。いつもは高級車に乗り馴れていない私が助手席に乗っていたら、くつろぎすぎて目がトロ~ンとしてしまったかも。それぐらい乗り心地は快適でした。
ゴールに戻った後は、バージョンアップしたアラウンドビューを体験。新しくなったフロント/リヤワイドビューは、180度が見渡せて実用性はかなり高そう。また、カーナビ連動で地点登録が出来るので、近所の見通しの悪いところを登録しておけば、その地点で停車すると自動的にフロントワイドビューが作動するとのこと。いちいちワイドビューのスイッチを押さずに済むのがいいですね。フロントワイドビューのカメラには、カメラをどこに付けるかで苦労があったようです。最初はエンブレムの横に付けようと思ったらしいので
すが、デザイン的にかっこわるくなる。エンブレムはそのままにどうにかならないか、ということでエンブレムの中に収めることにしたようです。また、新機能として登場した〝駐車ガイド機能〟も注目です。上記画像にもありますが、表示されているラインまでハンドルを切る。ラインに合わせるとピンポーンとクイズに正解した時のような音が出ます。ハンドルをそのまま固定でバックなり前進なりをして車庫入れ補助をしてくれます(ただし、ハンドルは自分で固定)。実際やったのですが、私は少しハンドルを動かしていたらしく微妙にずれてしまいました。この駐車ガイド機能は普通に車庫入れできる人には私のようにハンドルを動かしてしまったりしちゃうのではないかなと思いましたが、大都市圏での狭い駐車場にはぴったりかもしれません。ちゃんと目視は必要ですが。また、ペーパードライバー、車庫入れが不慣れな方にはよい練習になりそうです。
あともう一つ「これはいい!」と思ったのはBOSE社製のオーディオが標準装備されていること。もちろん試聴しましたが、低音から高音域までとてもキレイに聞こえる。走っている時も車内は静かなので、音を絞っていても低音が消えることはなし。低音好きな私にはうらやましいオーディオでした。また、トランクに入っているスペアタイヤの中にウーハーが隠れており、音質の良さとともにその活用のうまさにも感動しました。
日産スタッフの皆様、丁寧に説明していただきありがとうございました。
新型「ゴルフGTI」こぼれ写真集
昨日、フォルクスワーゲンより発表された新型「ゴルフGTI」ですが、当社のHPの新製品ニュースで使用しなかった写真を掲載したいと思います。
まずはホイールです。
あまりホイールに詳しくないのですが、独特の印象を受けました。


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